エルゴノミクスマウスを試してみたいけれど、重くて大きいのが気になる。在宅でマウスを探していると、よくぶつかる悩みです。
サンワサプライが2026年10月1日に、約62gのエルゴノミクスマウスを発表しました。接続方式の違いで2機種あり、MA-EWBS536BL(Bluetooth・2.4GHz両対応)が標準価格7,480円、MA-EBBS536BL(Bluetoothのみ)が6,270円です。メーカーは従来のエルゴマウスより約40%軽いとしています。この記事では、ニュースリリースと製品ページの仕様だけを使って、在宅ワークでの向き・不向きを整理します。
結論:こんな人におすすめ
先に結論です。Windowsのパソコンで長時間マウスを使い、手首のひねりを減らしたいけれど、重いエルゴマウスは避けたい人に向いています。一方で、Macでブラウザの戻る・進むボタンを使いたい人と、マウスを動かす場所すら取れない人には向きません。
合う人
❶ Windowsで1日中マウスを使う
❷ エルゴマウスは重くて大きいもの、という印象で避けてきた
❸ 夜や会議中にクリック音を立てたくない
❹ 電池交換より、USB-Cで充電したい
合わない人
❶ Macで戻る・進むボタンを使いたい(Macでは使えないと明記)
❷ 机の上が狭く、マウスを動かす余白がない
❸ 発売直後でレビューの少ない製品は避けたい
🐱「“軽いエルゴ”という発想は新鮮にゃ。でもMacの人は、戻る・進むが使えない点を先に確認するにゃ」
在宅ワークで効く注目ポイント3つ
① 横から手を添える形|手首のひねりを減らす
このマウスは、上から手をかぶせるのではなく、横から軽く手を添えて使う形です。メーカーの説明では、自然な角度で握れるので手首のひねりが減り、長時間でも負担がかかりにくいとしています。手を添えたときに、指が自然に左右のボタンに当たる位置になるよう設計されているそうです。
もう1つ変わっているのが戻る・進むボタンの位置。多くのマウスは親指の上にありますが、このマウスは親指の下にあります。慣れればブラウザ操作が速くなる、というのがメーカーの説明です。ただし、後で紹介する購入者の声には「親指の力を抜くと押してしまう」という指摘もあります。
② 約62g・全ボタン静音|軽い力で動かせて、音も立てない
重さは約62g。製品ページの寸法は幅70×奥行126×高さ73mmで、メーカーは「大型サイズ」に分類しています。大きいのに軽い、というのがこの製品の一番の特徴です。
ボタンは5つ(左・右・ホイール・戻る・進む)で、カウント切り替えボタンも含めて全部が静音スイッチ。家族が寝ている時間の作業や、マイクをオンにしたままの会議でも、クリック音を気にせずに済みます。
③ USB-C充電・最大4800カウント|大きいモニターでも動かしやすい
電源は充電池で、USB Type-Cで充電します。充電しながら使うこともできます。カーソル速度は800・1200・1600・2400・3200・4800カウントの6段階で、ボタン1つで切り替えられます。ウルトラワイドや4Kのように画面が広いと、カウントが低いマウスでは端から端まで何度も持ち替えることになるので、ここは効いてきます。モニター選びは在宅ワークに最適な4Kモニターおすすめ5選で比べています。
競合製品との比較|Lift(縦型)・M575S(トラックボール)
比べる相手は、手首の負担を減らす方向が違う2つです。ロジクールのLiftは握手するように握る縦型マウス、ロジクールのM575Sは本体を動かさず親指で玉を転がすトラックボールです。
| 項目 | サンワ MA-EWBS536BL | ロジクール Lift(M800) | ロジクール M575S |
|---|---|---|---|
| 形 | 横から手を添えるエルゴ | 縦型(握手の形) | 親指トラックボール |
| 重さ | 約62g | 125g | 145g |
| サイズ | 幅70×奥行126×高さ73mm | 幅70×奥行71×高さ108mm | — |
| ボタン数 | 5 | 6 | 5 |
| カウント(dpi) | 800〜4800(6段階) | 400〜4000 | 最大2000 |
| 電源 | USB-C充電 | 単三電池1本(最長24か月) | 単三電池1本(最長24か月※) |
| 静音 | 全ボタン静音 | 静音 | 記載なし |
| 接続 | Bluetooth+2.4GHz(計3台) | Bluetooth+Logi Bolt | Bluetooth+Unifying |
| 価格の目安 | 標準7,480円/Amazon 5,381円 | 直販9,790円/Amazon 7,164円 | — |
数字で見ると、サンワの新製品はLiftの半分ほどの重さで、電池ではなく充電式です。Liftは縦に握る分だけ手首の角度は大きく変わり、ボタンも1つ多い。手首の角度をどこまで変えたいかが、選び分けの軸になります。
トラックボールは方向がまったく違います。運営者はM575Sを2024年7月から仕事で使っていて、後継のM575SPも約半年前から使っています。本体を動かさないので、机の上に物がいっぱいでも操作しやすいのが良いところです。机が狭いならトラックボール、マウスを動かす余白があるならサンワの軽量エルゴ、と考えると整理しやすいです。M575SとM575SPの違いはロジクール M575S と後継 M575SP の違いにまとめています。
購入者・報道の声から見えること(実機は未確認)
この記事は公式の仕様と販売ページを突き合わせて書いたもので、サンワのこのマウスの実機は確かめていません。10月20日時点で、Amazonのレビューは2件(★5と★1)しかなく、評価ははっきり割れています。
★5の購入者は、店頭でモックを触って6つほどの候補から選び、「脱力した状態で軽い力で動かせる」と書いています。★1の購入者は、ホイールを押さえるように回さないと指が滑る、親指の力を抜くと戻る・進むボタンを押してしまう、軽さに慣れるまで腕に変な力が入る、と指摘しています。形が手に合うかどうかで評価が分かれるタイプなので、店頭で触れるなら一度握ってみるのが確実です。
もう1つ、仕様で気になった点があります。ニュースリリースには「1回の満充電で約250日」とありますが、製品ページを見ると250日はMA-EWBS536BL(2.4GHz両対応)の数字で、BluetoothのみのMA-EBBS536BLは175日でした。どちらも「1日8時間パソコンを使い、そのうち5%程度マウスを操作する」場合のメーカー計算値です。
🐱「レビュー2件で★5と★1。“合う手には合う”形にゃ。数字で確かなのは、軽さと静音と充電式の3つにゃ」
どっちを買う?2機種の違いと買える場所
❶ MA-EWBS536BL(標準価格7,480円)
Bluetoothと2.4GHzの両対応。2.4GHzのUSBレシーバー(USB A)は本体に収納できます。接続先はBluetooth2台+2.4GHz1台の計3台。電池は使用可能日数250日・連続動作70時間(メーカー計算値)。
Amazonでは5,381円の表示です(販売元・出荷元はRADICAL)。
❷ MA-EBBS536BL(標準価格6,270円)
Bluetoothのみ。レシーバーなしでつなぎたい人向け。電池は使用可能日数175日・連続動作125時間(メーカー計算値)。
Amazonでは4,482円の表示です(販売元・出荷元はRADICAL)。
❸ 楽天市場
メーカー直営のサンワダイレクト楽天市場店で、MA-EWBS536BLは6,080円でした。
色はどちらもブルーです。
USB-Cの穴しかないノートパソコンでMA-EWBS536BLの2.4GHzを使うときは、USB Aの差し込み口が別に必要です。ハブの選び方は、姉妹サイトのUSB-Cハブおすすめ5選が参考になります。
マウスにいくらかけるかは、デスク全体の予算の中で決めると失敗しにくいです。在宅デスク2026予算別|5万・8万・15万円の実例で、周辺機器にどのくらい回すかの目安をまとめています。
MA-EWBS536BLでよくある疑問
接続して使えます。対応OSにmacOS 14・15・26が入っています。ただし製品ページでは、Macシリーズでは戻る・進むボタン(サイドボタン)が使えないと明記されています。ボタン割り当てソフトもWindows専用です。
約62gです(レシーバーは約1.8g)。メーカーは従来のエルゴノミクスマウスより約40%軽いとしています。
メーカー計算値で、MA-EWBS536BLが使用可能日数250日、MA-EBBS536BLが175日です。1日8時間パソコンを使い、そのうち5%程度マウスを操作する場合の値で、保証値ではありません。
MA-EWBS536BLはBluetoothと2.4GHzの両対応でUSBレシーバー付き、MA-EBBS536BLはBluetoothのみです。標準価格は7,480円と6,270円です。
左右・ホイール・サイド・カウント切り替えの全ボタンに静音スイッチを使っているとメーカーは説明しています。音の大きさの数値は公表されていません。
まとめ
サンワサプライのMA-EWBS536BL / MA-EBBS536BLは、約62gの軽さ、横から手を添える形、全ボタン静音、USB-C充電をまとめたエルゴノミクスマウスです。10月20日時点のAmazonでは、標準価格より1,800〜2,100円ほど安い表示です。
迷ったら、使うパソコンで決めてください。Windowsで2.4GHzも使うならMA-EWBS536BL、Bluetoothだけで足りるならMA-EBBS536BL。Macで戻る・進むを使いたいなら、別の候補を選んだほうが安全です。ほかのタイプのマウスは在宅ワーク向けマウスおすすめ5選、机まわり全体は在宅デスク環境の整え方 完全ガイドでどうぞ。
