私は2024年7月から、ロジクールのトラックボール「ERGO M575S」を仕事で使っています。買ったのは2024年7月17日、Amazonの「Amazon.co.jp限定」と書かれたブラックのM575Sでした。今も仕事で使っています。
その後継として出ているのが「ERGO M575SP」。名前は1文字違いですが、受信機の規格が変わっていて、電池の持ちの書き方も変わっています。「いま買うならどっち?」「手持ちのM575Sから買い替える意味はある?」を、ロジクール公式の製品ページ、楽天市場のロジクール公式ショップ、Amazonの商品ページの原文で確かめました。

結論:買い替えは急がない、新しく買うならM575SP
先に結論です。M575Sを持っている人は、今の1台が元気なうちは買い替えを急ぐ必要はありません。形・重さ・解像度・ボタン数は公式の数字で同じです。変わったのはクリック音、受信機の規格、電池寿命の書き方、色と保証の4点です。
これから新しく買う人はM575SPを選ぶのが自然です。ロジクール公式ストアでは、M575SのURLを開くとM575SPのページが表示され、M575Sそのものは並んでいませんでした(2026年10月13日確認)。
替える価値がある人
❶ クリック音を小さくしたい(公式はM575比で80%軽減)
❷ キーボードもLogi Bolt対応で、受信機を1つにまとめたい
❸ 保証2年の通常モデルを選びたい
今のM575Sのままでいい人
❶ 今の1台に不調がない
❷ Unifying受信機でほかの機器もつないでいる
❸ 操作感(形・ボール・ボタン配置)に不満がない
私がM575Sを仕事で使い続けている理由
2年以上使ってきて、私が感じていることは2つです。言葉にするとこうなります。
机の上に物がいっぱいでも操作がしやすいです。ボールの清掃はまめにしています。
本体を動かさないから、机の上が狭くても困らない
トラックボールは本体を置いたまま、親指でボールを転がしてカーソルを動かします。普通のマウスのように、手を左右に滑らせる場所がいりません。だから机の上に物が多くても、本体1台分のすき間さえあれば仕事ができます。
これは私の感想だけではなく、ロジクール自身も書いています。2022年の公式ページには「ERGO M575Sは狭いデスクスペースに最適。」とあり、M575SPのページにも「狭いセットアップや散乱したセットアップに理想的です」という一文があります。
ボールは外して掃除できる
トラックボールは、ボールを外して掃除できる作りです。私はボールの清掃をまめにしています。
M575Sの公式ページには「簡単にボールを取り外して拭き掃除が可能。」とあり、M575SPでも「底面からトラックボールを簡単に取り外せるため、ほこりや糸くずを素早く掃除できます。」と書かれています。掃除のしやすさは後継でも変わっていません。
普通のマウスとトラックボール、どちらが合うか迷っている人は、在宅ワーク向けマウスおすすめ5選でタイプ別に比べています。
M575SとM575SPの違い|公式資料で比べた表
M575Sの数字は2022年7月時点のロジクール公式製品ページ(インターネットアーカイブの記録)、M575SPの数字はロジクール公式ストアと楽天市場のロジクール公式ショップから取りました。
| 項目 | M575S | M575SP |
|---|---|---|
| クリック音 | 記載なし | M575比で80%軽減(静音クリック) |
| 受信機(USBレシーバー) | Unifying | Logi Bolt(Unifyingとは互換性なし) |
| Bluetooth | Bluetooth Low Energy | Bluetooth Low Energy |
| 電池寿命 | 単三1本で最長24ヵ月(Unifying使用時)/最長20ヵ月(Bluetooth使用時) | 単三1本で最大18ヶ月(仕様表)。公式のよくある質問では、USBレシーバー使用時18か月・Bluetooth接続時20か月 |
| 解像度 | 400dpi(公称値)・最大2000 | 400dpi(初期値)・最大2,000dpi |
| ボタン数 | 5 | 5 |
| 重さ | 145g | 145g |
| 色 | ブラック | グラファイト・オフホワイト・ブラック |
| 保証 | 1年間無償保証 | 2年間(M575SPd・M575SPdaは1年間) |
| 直販価格 | 公式ストアで取り扱いなし(2026年10月13日) | 8,470円(発売時) |
形・重さ・解像度・ボタン数がそろっているので、手に持ったときの違いは、ほぼクリック音だけと読めます。違いの中身を、1つずつ見ていきます。
変わった点①|クリック音が80%軽減
楽天市場のロジクール公式ショップの説明には「前モデルM575と比較して80%のノイズをカットし」とあり、公式ストアにも「ERGO M575と比較してクリック音が80%軽減されている」と書かれています。
ここで1つ注意があります。比べている相手は「M575」で、M575Sとは書かれていません。M575SとM575のクリック音が同じかどうかは、今回読んだ公式資料からは確かめられませんでした。
在宅でのWeb会議中や、隣で誰かが作業している場面では、クリック音が小さいことは素直にありがたい変更です。
変わった点②|受信機がUnifyingからLogi Boltへ
楽天の説明では「接続方式もBluetooth&UnifyingからBluetooth&LogiBoltとなり」と書かれています。Logi Boltは、ロジクールの新しい無線の受信機の規格です。
気をつけたいのは古い受信機との互換性です。公式ストアのよくある質問には、旧式のUnifyingレシーバーについて「いいえ、M575 S には最新のLogi Bolt レシーバーまたはネイティブ Bluetooth 接続が必要です。」という答えがあります。M575SPのページなのに「M575 S」と書かれていますが、中身はLogi Bolt対応の後継の話です。
つまり、いまUnifyingの受信機1つでキーボードとマウスをまとめている人は、M575SPに替えるとその受信機ではつながりません。M575SPに同梱のLogi Bolt受信機か、Bluetoothでつなぐことになります。キーボードも一緒に見直すなら、在宅ワーク向けキーボードおすすめ5選も参考にしてください。
変わった点③|電池寿命の書き方と、色・保証
電池寿命:数字が変わったのか、書き方が変わったのか
M575Sの公式ページは「電池寿命(Unifying USBレシーバー使用時) : 最長24ヵ月」、「電池寿命(Bluetooth使用時) : 最長20ヵ月」でした。
M575SPは、楽天の説明で「単三形乾電池1本で、Bluetooth接続もしくはUSBレシーバーによる無線接続で最長18ヶ月」。ところが公式ストアのよくある質問では「バッテリーは、USB レシーバー使用時は最大18か月、Bluetooth 接続時は最大20か月持ちます。」と、接続方法で分けています。
読み比べると、Bluetooth接続の20か月は前と同じ、受信機を使う場合は24ヵ月から18か月に短くなったことになります。どちらも単三形乾電池1本で、公式は使い方で変わると注記しています。
色と保証:通常モデルは2年
M575SPは、楽天の説明で「M575SPGR:通常モデル/グラファイト/保証期間2年間」。公式ストアの表記は「2年間無償保証(M575SPdは1年間無償保証)」です。Amazonで売られているブラックの「M575SPd/保証期間1年間のAmazon.co.jp限定モデル」は、保証が1年になります。
楽天の説明には「※カラーおよび保証期間以外の機能はすべて同じとなります。」とあるので、色と保証で選べばいいということです。なお、私が買った「Amazon.co.jp限定」のM575Sが、当時の通常版と中身まで同じだったかは、公式の資料に書かれていないので分かりません。
いつ・どこで買う?|2026年10月13日の価格
M575SPは2024年9月19日発売で、発売時の「直販価格はM575SPが8,470円」(PC Watch)です。2026年10月13日の夜に各店の表示を確かめました。
❶ Amazon:M575SPd(ブラック・保証1年・Amazon.co.jp限定)4,980円
参考価格8,470円から41%引きのタイムセール表示。販売・出荷はAmazon.co.jp。プライム感謝祭の先行セール期間中の価格で、いつまで続くかは表示されていません。
❷ 楽天市場ロジクール公式ショップ:M575SPGR(グラファイト・保証2年)5,580円
❸ ロジクール公式ストア:M575SP(ブラック)7,700円(8,470円から770円引きの表示)
M575S(旧型)はAmazonで8,900円の表示でしたが、販売はAmazon.co.jpではなく出品者でした。
Amazonと楽天の差は600円で、保証が1年か2年かの違いです。仕事で毎日使うなら、保証の長さも値段のうちに入れて考えてください。10月のセールでデスク用品をどう買うかは、在宅デスクの買い時は10月に2回あるにまとめています。
ロジクール M575S と M575SP のよくある疑問
受信機の規格です。M575SはUnifying、M575SPはLogi Boltの受信機を使います。公式のよくある質問では、M575SPは旧式のUnifyingレシーバーとは互換性がないとされています。もう1つはクリック音で、公式はM575と比べて80%軽減としています。
単三形乾電池1本で、公式の仕様表は最大18ヶ月です。公式のよくある質問では、USBレシーバー使用時は最大18か月、Bluetooth接続時は最大20か月とされています。使い方によって変わります。
通常モデル(グラファイト・オフホワイト)は2年間です。Amazon.co.jp限定のM575SPdと、オンライン限定のM575SPdaは1年間です。色と保証期間以外の機能は同じと説明されています。
できます。M575SもM575SPも、ボールを取り外してほこりを掃除できると公式に書かれています。
2026年10月13日時点で、ロジクール公式ストアにはM575Sはなく、M575SのURLを開くとM575SPのページが表示されました。Amazonでは出品者による販売の表示がありました。
まとめ
ロジクール ERGO M575SPは、M575Sと同じ形・重さ・解像度のまま、クリック音を小さくし、受信機をLogi Boltに替えた後継です。電池寿命は、受信機を使う場合の書き方が24ヵ月から18か月になり、Bluetoothの20か月は変わりません。
2024年7月から仕事で使っている私の答えは、手元のM575Sが動くうちはそのまま、新しく買う人や壊れたときはM575SPです。机の上が狭くても使えること、ボールを外して掃除できることは、後継でも変わりません。机まわり全体を見直すなら、在宅デスク環境の整え方 完全ガイドもどうぞ。
