中古オフィスチェアで後悔しない選び方|イトーキを実際に中古で買った私の体験談

中古ワークチェアの選び方 へたり・ガス圧・張地・脚・可動部の5チェックポイント

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結論から言うと、私が在宅のデスクで毎日座っているのはイトーキのチェアです。しかも新品ではなく、ビジネス向けの中古オフィス家具店で見つけた1脚。ブログ歴はまだ5ヶ月ですが、在宅作業も長ければゲームの時間はもっと長く、気づけば1日のかなりの時間をこの椅子の上で過ごしています。だからこそ、腰と本気で向き合った末に「定価で買わず中古で良品を探す」という結論に至りました。

この記事は、通販で中古家具を選ぶ入門でも、新品チェアのスペック比較でもありません。実際に中古オフィス家具の実店舗に足を運んで、座って、納得して買った人間だからこそ書ける「後悔しない選び方の勘所」をまとめます。へたり、ガス圧、張地——カタログには載らない、現物を見た人にしか分からない話です。

この記事はこんな方のために書きました
  • オフィスチェアは欲しいが、新品で6万〜10万円は出せないと感じている
  • 中古は不安。でも「賢く安く良い椅子に座りたい」気持ちもある
  • ゲーミングチェアと国産メーカー中古、どっちが正解か迷っている
目次

なぜ私は「新品」ではなく「中古のイトーキ」を選んだのか

正直に言えば、最初は新品を探していました。在宅作業とゲームで座る時間が一気に増え、安物の椅子では腰がもたなくなったからです。ところが国産メーカーの定番モデルを調べると、新品は軒並み6万円台から、上位機種なら10万円超。「椅子1脚にこの金額か……」と手が止まりました。

そこで方針を変えました。中古オフィス家具の専門店なら、企業が入れ替えで手放した良品が半額以下で並ぶと知ったからです。実際に店へ行き、複数のメーカーの椅子に片っ端から座り、最終的に選んだのがイトーキでした。

定価で買っていたら、たぶん「もったいないから多少合わなくても我慢する」になっていたと思う。中古で浮いた予算がある分、遠慮なく座り比べて選べたのが大きかった。

ちなみに「中古オフィス家具」と聞くと、くたびれた事務椅子を想像するかもしれません。実際は逆でした。オフィスの移転や縮小、リース満了のタイミングで、まだ十分使える椅子がまとめて市場に流れてくるのです。もともと法人向けのチェアは、毎日8時間以上座られる前提で設計された頑丈な道具。数年使われた個体でも、家庭での在宅作業やゲームくらいなら余裕がある——調べて、店に行って、この構造が腑に落ちました。

メモ:中古チェアの相場観(目安)

国産メーカーの定番オフィスチェアは、新品なら6万〜10万円台。中古オフィス家具店では、状態の良い個体が半額以下で並ぶことも珍しくありません。型落ちやリース戻りなら、さらに下の価格帯も狙えます。※状態・年式・店によって差が大きいので、あくまで目安として。

結果として、中古ルートは間違いなく賢い選択でした。同じ予算なら、新品の入門機より中古のワンランク上が買える。これは机周りの予算配分とも直結する話で、在宅デスク2026予算別|5万・8万・15万円の後悔しない選び方でも触れたとおり、椅子で浮いた予算を昇降デスクやモニター環境に回せるのは在宅ワーカーにとって地味に効きます。

店に行く前に——やっておくと精度が上がる3つの準備

実店舗の良さは「座って選べる」こと。
ただ、何も決めずに行くと、椅子の海で迷子になります。これから行く方に勧めたい準備は3つです。

  • 机の天板の高さを測っておく:椅子の座面高と机の高さの相性が悪いと、どんな名作チェアでも姿勢が崩れます。メジャーで1分、測ってから出かけましょう
  • 普段の服装・普段の靴で行く:厚着やかしこまった靴で試座すると、家での座り心地と感覚がずれます。いつものデスクに座るときの格好が基準です
  • 予算の上限を先に決めておく:中古は一期一会。「いいな」と思った個体が予算オーバーだったときに迷わないよう、線を引いてから店に入るのが安全です
中古は同じものが二度と出ない世界。だからこそ「自分の基準」を持って行った人から、いい個体を連れて帰れるんだよね。

店で必ずチェックすべき5つのポイント(現物を見た人にしか書けない)

中古チェアは「同じ型番」でも個体差が大きいのが通販との決定的な違いです。実店舗の最大の利点は、その個体差を自分の目と尻で確かめられること。私が店で実際に見て回った順に、チェック項目を整理します。

チェック項目見るポイントNGサイン
座面のへたり実際に座って沈み込みと反発を確認底付き感・左右で沈みが違う
ガス圧(昇降)レバーを操作し上下させて保持を確認勝手に下がる・上がらない
張地・素材の状態座面と背もたれの擦れ・破れ・汚れ破れ・テカリ・落ちないシミ
キャスター・脚転がりとガタつき、床に置いた安定感引っかかる・ぐらつく
アーム・各レバー肘当ての高さ調整やリクライニングの効き固着・効かない・異音

1. 座面のへたり——「見た目きれい」に騙されない

張地がきれいでも、座面のクッションがへたっている個体は意外と多いです。実際に深く腰かけて、体重をかけたときに沈み込みが止まる「底」を感じないかを必ず確認します。左右で沈み方が違う個体は、長く使うと姿勢が傾くので避けました。

メモ:試座は最低3分

ぱっと座っただけでは分かりません。私は気になる椅子に最低3分は座り、少し前傾・後傾して背もたれの追従も確かめました。店員さんに「ちょっと長く座っていいですか」と一声かければ大丈夫です。

2. ガス圧(昇降シリンダー)——中古でいちばん劣化が出る部分

オフィスチェアの故障で多いのが昇降ガスシリンダーの抜けです。レバーを引いて、座ったまま一番下まで下げ、そこから上げてみて高さがしっかり保持されるかを確認します。座っている間にじわじわ下がる個体は、いずれ交換が必要になるサインなので見送りました。

3. 張地の状態——テカリと擦れは戻らない

ファブリックでもメッシュでも、座面前縁と背もたれの肩口は擦れやすい箇所。汚れは清掃で落ちても、テカリや毛羽立ち、破れは戻りません。私は明るい場所で角度を変えて表面を見て、テカリの少ない個体を選びました。

4. キャスターと脚——床との相性も忘れずに

転がりが渋いキャスターは交換できますが、買う前に脚部のガタつきは要確認。フローリングで使うなら、キャスターの素材が床を傷つけないかも頭に入れておくと安心です。

5. アーム・リクライニング——「全レバー触る」が鉄則

機能が多い椅子ほど、どこか1つが効かないことがあります。付いているレバーは全部その場で動かす。これが店で買う最大のメリットです。リクライニングのロック、肘当ての上下、座面の前後——ひとつずつ確かめました。

通販だと「届いてからレバーが効かないと判明」が一番つらい。店なら、その場で全部触って納得してから連れて帰れる。これが実店舗中古の最大の強みだと思う。

イトーキを選んだ理由と、ゲーミングチェアとの比較

座り比べた中でイトーキを選んだのは、長時間座ったときの姿勢の安定感が私に合っていたからです。型番までは明かしませんが(中古なので個体限りの話になります)、国産オフィスメーカーの「仕事用に設計された堅実さ」が、ゲームの長時間プレイでもしっかり腰を支えてくれました。

座り比べて初めて分かったこともあります。カタログ上は似たスペックの椅子でも、腰の支えが「点」で当たるか「面」で当たるかは、座った瞬間に違いが出るということ。これは写真でもスペック表でも伝わりません。何脚も座り比べられる環境そのものが、実店舗の価値なのだと実感しました。

派手なゲーミングチェアも検討しましたが、私の用途では国産メーカーの中古に軍配が上がりました。理由はシンプルで、座面と背もたれの「効き」が地味に良く、見た目も在宅の部屋に馴染むから。とはいえゲーミングチェアにも明確な強みがあるので、迷っている人は新品まで含めた横比較を見てから決めるのが安全です。

中古オフィスチェア vs 新品ゲーミングチェア(私の体感)
観点中古オフィスチェア(国産)新品ゲーミングチェア
価格定価の半額以下も狙える1〜3万円台の選択肢が豊富
長時間の腰サポート仕事用設計で堅実モデル差が大きい
見た目部屋に馴染みやすい主張が強め
個体差リスクあり(試座で回避)新品なので小さい

新品同士の細かいスペック比較は【2026年比較】在宅×ゲーマー視点で選ぶワークチェア5選に詳しくまとめています。イトーキ・オカムラ・コクヨ・ハーマンミラー・FlexiSpotを横並びで検証したので、「そもそもどのメーカーが自分向きか」を絞り込みたい人はそちらから読むのがおすすめです。

中古チェア、よくある2つの不安に答えます

Q. 衛生面が気になります。前の持ち主の使用感は?
A. 専門店の多くは、買い取った椅子を清掃・整備してから店頭に並べています。それでも気になる場合は、店頭で張地の状態を明るい場所で確認し、メッシュ素材の個体を選ぶのも一つの手です。布張りよりも汚れが染み込みにくく、状態の判断もしやすいですよ。

Q. 失敗したら、と思うと踏み切れません。
A. だからこそ、この記事で挙げた「座面・ガス圧・張地・キャスター・レバー」の5点確認が効きます。現物を確かめて買う限り、中古チェアの失敗の大半は防げる、というのが実際に店で選んで買った私の結論です。それでも不安が残るなら、最初は予算を低めに設定して「お試しの1脚」から入る手もあります。

実店舗が近くにない人へ——中古通販という選択肢

「近くに中古オフィス家具店がない」という人も多いはずです。その場合は中古を扱う通販を使う手があります。私自身は実店舗派ですが、中古ルートそのものが賢いという確信は通販にも当てはまります。

ただし通販は試座ができない分、保証・返品条件・状態ランクの表記を必ず確認してください。このあたりの「通販で失敗しないコツ」は在宅ワーカーの中古オフィス家具入門|Kagg.jpで失敗しないチェア選びで詳しく整理しています。アーロンやエルゴヒューマン、オカムラといった人気メーカーの中古が並ぶので、実店舗で出会えなかったメーカーを探すのにも向いていますよ。

Tips:椅子の後に「机」も整えると効果が倍増

良い椅子に座っても、机の高さが合わないと姿勢は崩れます。座面と天板の高さの関係まで整えると、腰の負担は一段と軽くなります。机側を見直すならFlexiSpot E7H完全ガイド|E7との違いと長期コスパ判定もあわせてどうぞ。

中古チェア候補をチェックする(楽天・Yahoo・Amazon)

買ったあとの話——中古チェアと長く付き合うために

中古で買った椅子は、新品のような長期保証が付かないことが多いです。
その代わり、少しの知識で寿命はぐっと延ばせます。私もこの1脚と長く付き合うつもりなので、次の3点は意識しています。

  • キャスターのホコリと髪の毛を定期的に除去する:転がりが渋くなる原因の大半はこれ。規格が合えばキャスター自体の交換も可能です
  • ガスシリンダーは消耗品と割り切る:将来へたっても、汎用の交換部品が流通しています。「壊れたら終わり」ではありません
  • ネジ・ボルトの増し締めをたまに行う:長く使うほど緩みは出るもの。ガタつきを感じたら、まず増し締めから

「中古=壊れたら終わり」ではなく、「中古=消耗部品を交換しながら使う前提の道具」。
そう捉え直すと、中古チェアのコスパの良さはさらに際立ちます。

まとめ:中古チェアは「現物を見て選べば」怖くない

中古オフィスチェアは、ポイントさえ押さえれば新品より圧倒的にコスパが高い選択肢です。私自身、中古のイトーキに毎日座って心から満足しています。最後に、店で確認すべきことをチェックリストにまとめます。

  • 座面に深く座り、底付き感と左右差がないか確かめる
  • ガス圧を操作して、高さがしっかり保持されるか確認する
  • 張地のテカリ・擦れ・破れは戻らないので明るい場所で見る
  • 付いているレバーは全部その場で動かして効きを確認する
  • 実店舗が遠いなら、保証と状態ランクを明記した中古通販を使う

椅子が決まったら、次は机とモニター環境です。トータルで整えるほど在宅もゲームも快適になります。机側の予算配分は在宅デスク2026予算別ガイドから、メーカー比較はワークチェア5選から。あなたの「後悔しない1脚」が見つかりますように。

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